大手広告代理店で若手が行う「雑用」一覧

突然ですが、広告代理店で営業の仕事をしていると、謎の仕事を頼まれることがあります。それは、広告の仕事とは全く違う「雑用」と言われるものです。

今回は、広告業界ではなくてもある「雑用」、いくつかの大手広告代理店ではある雑用、大手広告代理店ではマストで発生する雑用の3種類に分けて見ていきましょう。

いわゆる「若手」の雑用

議事録作成

若手の雑用と言ったら筆頭に挙げられるのが、議事録作成です。広告代理店では会議が異常に多く、全て議事録をとっていたら埒が明かないので、得意先との会議に絞ることが多いです。

いくつかの大手広告代理店ではある雑用

歓送迎会のお店予約

お店予約の前には先輩たちのコンセンサスを取る必要が有るために、非常に時間がかかってしまいます。また、「最も偉い先輩の自宅の沿線の駅」かつ「オフィスからほどほどに近い駅から徒歩5分以内」、そして「食べログ3.5以上で20名以上の個室があるお店」などの複雑な条件があるため、難易度が高くなってしまいます。

もちろん2次会のお店を、カラオケ含めて2-3店舗抑えておくのも必須です。

新人コンテンツ

新人コンテンツを考えるためにまずすることは、企画案出しです。中には100個上企画を出さないと受け取らないという仕事脳と一緒になっている先輩がいたりするのでややこしい。やっとやることが決まったら、先輩のチェックを随時受けながら、コンテンツを作り上げていきます。

ゴルフコンペ幹事

最近ではゴルフ人気が下火のこともあり、ゴルフコンペが開かれている会社は一握りになってきていると思います。広告代理店の場合は、どんなメンバーでコンペをやるかでかなり趣が違います。

最も緊張するのが、得意先との合同コンペです。お土産をもたせたり、偉い方の車で送り迎えをするのはもちろんですが、得意先の順位を上げるために接待ゴルフの様相を帯びてきます。

営業局内コンペは、比較的リラックスして行われることが多いですが、上司の送り迎えは必須です。東京出身の若手は実家の車を出して、早起きして上司のお迎えに向かいます。キー局などから多くの景品が集まるという特徴もあります。

メディアの部署のゴルフコンペは、和気藹々としています。もともと局さんとのコンペが開催されていたり、高頻度で付き合いのラウンドをしている人が多いことから慣れており、行き帰りでバスをレンタル、朝からビールを飲んでラウンドしてスコアがめちゃくちゃなんてこともあります。そして、特筆すべきは景品の豪華さで、全国の地方局からその地方の名産品が届きます。ちなみに、ほとんどの場合で目録となっており、名前や住所を書いた紙をFAXすることで申し込みができます。

ゴルフ場を選ぶのにも、遠かったり(帰りで渋滞する可能性が高いので嫌がられる)、難易度が低かったりすると偉い人から間違いなく文句を言われてしまうので、ベテランから若手を満遍なく幹事チームに入れて、最も年次が上の人から偉い人にそれとなくお伺いを立てることになり、面倒くささに拍車がかかります。

大手広告代理店ではマストで発生する雑用

イベント手伝い(ビラ配りなど)

イベントの立会いは代理店の人間に取って大事な仕事の1つですが、正直言ってイベントに行ってもやることはほとんどありません。イベントでは、代理店の人間よりも、得意先側の人間が忙しいことが多いので、ゆっくりと話しをするわけにもいきません。

そのため、話を聞いて大きめの拍手をしたり、得意先側のお偉いさんに挨拶して回ったり、やってる感を出すためにビラ配りをしてみたりします。そして、「やってる感」が出たら、そそくさと退散します。

車両搬入

自動車メーカーだと、イベント展示や記事の写真撮影がかなりの頻度であります。そこで、主にメディア担当者が車両搬入のディレクションを行います。

請求作業

得意先への請求作業も立派な雑用です。

台本チェック:例えば、大手自動車メーカーがスポンサーになっているドラマやアニメなどで自動車の事故の描写がないかをチェックしたりする作業のことです。このチェックを担当するのは、若手メディア営業であることがほとんどです。

ゴルフコンペ景品集め、集約作業

ゴルフコンペの景品集め作業は、おそらく広告代理店でしか発生しない作業でしょう。飲料クライアントを担当している営業局からビールを1ケースもらったり、ヘアケアクライアントの営業局からシャンプーとリンスをセットで貰ったりするだけではなく、局担を通じてTV局にも景品のお願いをします。

また、最終的に景品の順位を決めていくときには、TV局のチャンネル番号を参考にすることがほとんどです。営業局内のコンペの場合には1位は営業局長、2位は局長代理、4位は日本テレビ、5位はテレビ朝日、6位はTBS、8位はフジテレビとなることがほとんどです。

そして、最近では、GoogleやFacebookなどデジタルの媒体社から景品がもらえることも増えてきました。

合コンのセッティング

貸し借りの文化でできているのが広告代理店です。

歓送迎会代わりに合コン、部署異動仕立てで合コン、発注をもらったから合コン、いい案を持ってきたクリエイターへの合コン、得意先を喜ばすための合コンなど、もはや代理店マンと合コンは切っても切れない関係です。

ちなみに、この合コンのセッティングという文化は、地方TV局の営業でも見られます。多くの人にリーチするドル箱番組を持っているキー局・準キー局と比較して出稿理由がほとんどない地方TV局は、TV業推むけに合コンの接待を行っているのです。

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