就活生必見!電通と博報堂の社風の違いについての考察

BtoB企業である広告代理店はどういう企業であるかというのは、就職活動をしている学生にとって非常にわかりにくいものだ。実際、どちらを第一志望の会社にするかについて、「電通は偉そうだからイヤ」「博報堂はいい人が多そうだでイイ」といった感じの直感で決めてしまう人が後を絶たない。

そうならないために、広告業界で言われている「言葉」から、2つの広告代理店の社風の違いについて見ていこう。

大きな夢を見せるのが電通、箱庭を作るのが上手い博報堂

例えば広告主への提案時に、他業界の会社とのコラボやイベントの主催など、あくまで与件からずれないようにしながらも大きな絵を描いて持っていくのが電通です。それは、オリンピックやワールドカップなどの電通にしかできないイベントを成功させてきたことも関係していると思われます。

一方の博報堂は、提示された与件を理解した上で、世の中の流れや最新のプラニング指標を取り入れた上で、細かい提案を作ってきます。その細かさは電通には真似ができない場合がほとんどで、理にかなっている提案のため、納得感もあります。

0点の馬鹿な奴も多いが、一つまみの超絶優秀な奴(100点超え)がいる電通と、80点ぐらいのまあまあ優秀なやつが多く揃っている博報堂

電通はコネ入社が多かったり、一定数体育会出身の人を採用しているため、当たり外れが激しいと言われます。コンサルや起業家としてでも優秀なビジネスプロデューサーがいたかと思えば、ノリで行きているような代理店マンがいたりもします。

一方の博報堂は飛び抜けた人はいないが優等生タイプが多くいると言われていて、無難に仕事を回すことに長けていると言われることが多い。

営業中心の電通、クリエイティブ中心の博報堂

仕事をリードする役割を営業が担っているのが電通である。これは広告会社の中で当然のことであり、得意先の考えを先読みして理解し、道筋を正しく立てるのは営業しかできない=営業が最もエラいという発想がある。

対して、博報堂で最もエライのはクリエイターである。社内社外問わず、有名なクリエイターに営業はペコペコすることが有るだけではなく、会議を進めるのもCDであったりして、営業がリードする局面がかなり少なくなっている。

メディアの電通、クリエイティブの博報堂

もともと、ラジオやTVの枠を売る代理店として発達した電通は、メディアを売ることによって儲けていくという発想が強いです。そして、買い切りを行う文化のため、一度買い切りを行ったら、いくつもの得意先に営業をかけて、売り切るという習慣もあります。

一方の博報堂は、もともと新聞・雑誌広告の取次として発展したこともありますが、買い切りを行う文化がないことから、メディア発想から仕事をしていません。強みにしているのはクリエイティブ(広い意味のマーケットデザイン)であり、優秀なクリエイターが中心で企画や会議そのものが進んでいく。

いくつもの選択肢を持ってくる電通、1つの最適な案を提案する博報堂

いくつもの選択肢を持っていくのが電通であると言われる。これは、得意先の現場担当者、その上司、役員など数々のレイアーの人間が参加する競合コンペなどにおいて、現場の人間とその上の人間が良いと思う案がずれるためであり、その中でも1つ刺さる案があればいいと思っている。また、CMタレントをプレゼンで連れてきちゃうような奇抜なやり方をするのも電通の特徴である。

一方の博報堂は、1つの案を「これが最適な案です」と言って持っていくことが多い。これは、「複数の案を持っていって、この中から考えて下さいというのは失礼にあたる」という考えに加えて、「1つの案に絞らなかったのは、得意先のことを十分考えていないからだ」と考えているからである。

Good Innovationの電通と、生活者発想の博報堂

広告だけにどまらないGood Innovationという理想を抱える電通は、コンサルティングや、自らが事業の中心に入ることに積極的にチャレンジしている。

博報堂は今でこそコンサルティング組織などを持っているが、生活総合研究所などの「生活者を理解する」ことに特化した組織を昔から持つなど、マーケティングと広告という発想から軸足を大きく移そうとはしていない。

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